外来手術・ブロック注射

当院の外来手術

手指腱鞘炎(ばね指);腱鞘切開術

症状
指の第2関節が痛くなり、曲げるとひっかかって伸びなくなる。無理に伸ばすとばねのように跳ねる。
 
原因
指の腱を包む腱鞘が炎症を起こし、腫れて腱との癒着がおきるため、腱のすべりが悪くなる疾患です。原因は、指に力を入れて作業することや30-50代の女性では産前産後、更年期障害などのホルモンバランス異常でもおこります。
 
治療法
治療の順番は、1:塗り薬、貼り薬、2:飲み薬、3:注射、4:手術となります。初期であれば、1や2の薬で治癒する可能性がありますが、経過が長い場合や指の曲げ伸ばしで引っ掛かる状態のときは、3か4でないとなかなか治癒は望めません。
当院では、注射は1度はしますが、2度目をするくらいなら手術を勧めています。それは注射の痛みと麻酔の痛みがほとんど変わらず、手術をすれば必ず治るからです。指の曲げ伸ばしに痛みのある方は、早めにご相談ください。



陥入爪

正確に言うと巻き爪とは違います。爪が肉に食い込み化膿性炎症をおこした状態。局所麻酔をして肉に潜り込んだ爪を、形成的に取り除きます。

症状
足の特におや指の爪の周囲が痛くなる病気です。感染が起きると、爪の横の皮膚が赤く腫れて、膿が出るようになります。

病因
爪の両端が内側に曲がって、皮膚の下まで食い込み傷になって炎症を起こします。

治療法
治療は局所麻酔を行いもぐっている爪を切除することです。これで5~7日で炎症がおさまり痛みは消失していきます。
予防するには正しい爪切りをすることが大事で、深爪をしないように1ミリ位出した状態で四角い形に切るようにしましょう。
再発した場合当院では、爪の根元の爪床爪母の形成を行って、もぐる爪が生えないようにする根治的手術を勧めています。



比較的小さい皮膚、皮下腫瘍の摘出手術など



ブロック注射

当院で行う神経ブロック

腰痛,下肢痛がとても強く、体動困難もしくは歩行困難な状態のときに行う注射です。



仙骨硬膜外ブロック

尾骨の上にある仙骨裂孔から針を進め、脊髄を覆う硬膜の外側にある硬膜外腔に麻酔薬を注入して、痛みを抑える方法です。



神経根ブロック

背中の骨から出る神経の根元の周囲に麻酔薬とステロイド(炎症を抑える薬)を注入して痛みをとる方法です。